槍ヶ岳・奥上高地の花 2.
コバノイチヤクソウ(小葉の一薬草) Pyrola alpina |
イチヤクソウ科 イチヤクソウ属 06/08/12-14 |
北海道、本州(中部地方以北)多年草 深山の針葉樹林の下に生える小型の多年草。
花は白く、株に対して大きい。小さく可憐で、うつむき加減の花がなんとも愛らしい。
ハクサンオミナエシ(白山女郎花)
Patrinia triloba
オミナエシ科 オミナエシ属 (別名コキンレイカ)
高さ20-60cm 花径6-7mm 葉3-10cm掌状3-5中深裂、花期7-8月花冠は
5裂し基部に膨れたような小さな距がある、花序は集散状 上高地横尾山荘付近
ホツツジ(穂躑躅)
Tripetaleia paniculata 属名ツツジ科ホツツジ属
樹高1-2m。葉は単葉で互生。葉身は倒卵形または楕円形。
葉の表は緑色。裏淡緑色、葉縁は全縁。側脈は4−5対。枝先から総状花序を直立させる。
長さは5-10mm。淡紅色の花を多数つける。花冠は3裂。分布本、四、九の山地横尾付近
ソバナ(岨 菜)
Adenophora remotiflora
ツリガネニンジン属キキヨウ科
花期7-8月 山地花径2cm長さ2−3cm弱草丈約1m多年草葉は互生、
楕円状卵型荒い鋸歯が有る、下の葉に葉柄がある、花の先は 5裂先は尖る
萼ので被針形尖る花柱は花冠より突き出ず柱頭は3浅裂する。上高地横尾山荘付近
センジュガンピ(千手岩菲)
Lychnis gracillima Lychnis
ナデシコ科 センノウ属 標高の高い山などに生える。夏の花。 日光の中禅寺湖西岸の
「千手ヶ原」に 自生していたのでこの名。 美しい花は千手観音のようです。 徳沢園付近
ノリウツギ(糊空木)
Hydrangea paniculata 別名サビタ ユキノシタ科
花期7−9月高2-5m白色の美しい色彩を持つ装飾花と一つの花に雄蘂と雌蕊で両生花が
枝先につく長さ 10-30cmの細長い花房を作ります。本州以南の山地や亜高山に分布する。
クサボタン(草牡丹)
Clematis stans
キンポウゲ科 センニンソウ属 山地の林の縁などに生える多年草。
つりがね型の紫色の花をいっぱいにつける。爽やかな花色で、花形も愛らしい。
ボタンには似ていない。クレマチスの仲間、つる状にならず基部が木質になり、立ち上がる
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メタカラコウ(雌宝香)
Ligularia stenocephala
キク科 深山や湿気の多い草地に生える多年草。
これから夏本番にかけ、オタカラコウに似て小さい。徳沢園付近。
ハナウド(花独活)
Heracleum sphondylium var.nipponicum
セリ科 ハナウド属 山野の川岸などに咲く 50−200cm花序の外側の花弁が大きい
分布・本・四・九 葉の状況も確認 上高地明神
シシウド(獅子独活)
Angelica pubescens
セリ科 シシウド属 高さ 1.5−2m繊細な花葉は逞しく花との取り合わせが好対照
亜高山帯上部の別種、深山獅子独活 がある。散在し群生しない。 上高地明神 付近
キオン(黄苑)
Senecio
nemorensis
キク科 サワギク属 茎の頂部に黄色い花を散房状に多数つける。
総苞は筒形6−7mmで、基部に線形の小苞片がある。舌状花は5〜7個あり、13-19mm。
茎葉は 披針形ー広披針形で互生し、ふちに鋭い歯牙がある。別名ヒゴオミナエシ上高地
コウモリソウ (蝙蝠草)
Cacalia hastata var. farfaraefolia
キク科 コウモリソウ属 山地 白色 本州(関東-近畿地方)
葉は三角状ほこ形で長さよりも幅が広く先はとがり、不ぞろい
鋸歯があり茎の中部の葉には長柄があり、頭花はまばらな円錐花序
上高地徳沢園
キバナノヤマオダマキ(黄花山苧環)
Aquilegia buergeriana Sieb. et Zucc
キンポウゲ科クリーム色の品種花は3-4cm上高地には黄花が多い
但し中間型もある。苧環はつむいだ麻糸を円く巻いたもの花の形が似ている。
ホタルブクロ(蛍袋)
Campanula punctata Lam. var. punctata
キキョウ科 ホタルブクロ属 花期 6-9月分布 北・本・四・九
萼裂片の間に反り返りのあるのがホタルブクロで膨らんでいるのがヤマホタルブクロ。
ウツボグサ(靫草)
Prunella vulgaris ssp. asiatica
シソ科ウツボグサ属 北・九 高さ10〜30cm。茎は四角、茎、葉、花序に白い毛がある。
葉は対生し、長さ2-5cmの長楕円状披針形の花穂、紫色の唇形花を密につける横尾山荘
06/08/12-14ー槍ヶ岳登山道奥上高地で撮影。